僕の筋トレ備忘録

筋トレ歴5年、ボディビル出場の経験を活かし、真面目に筋トレを議論、科学するブログ

自分の身は自分で守る。インチキ科学やトンデモ理論に騙されないために

先に目次をつけておきます。

※センセーショナルな見出しをつけている箇所もありますが、別に煽っているわけではありません。気になったところから読んでみてください。

 

 

 

1.バカは搾取される世の中である 

 いやー最近ひどいですね。

インチキ科学やトンデモ理論で消費者を煽る広告やテレビ番組。特にダイエット系の商品ではこういったことがやりやすいし、儲かるので多く見られます。

 

しかし、こんなこと言っては怒られそうですが、正直自分は騙される側(=消費者)も悪いと思っています。もちろん、騙す側が一番悪いのは間違いないですが。

 

言葉を選ばずに言うとバカを相手にすると儲かるんです。

簡単に騙せて、簡単に自社製品のファンを作れるから。もちろん、誇大広告や虚偽記載は論外ですよ。嘘になりますから。でもそんな法的に責任を取られないグレーゾーンを責めるなら情報の選択能力が低い人を相手にした方が絶対いい。正直、自分が会社の社長や購買層を選べる立場の人間だったらこういった人をターゲットにすると思います。騙された!って文句を言われても、騙されるあなたが悪いんでしょ?って言えば終わりです。

 

現代における経済は資本主義の下で成り立っています。みんなお客様の事を考えた優良な企業だとは言い切れないんです。現代は残酷です。そのためにも全方位にアンテナを張って思考停止にならないようにする必要があります。

 

正直、自分もこんなに偉そうに言えるほど賢いわけでもないですが、理系の大学院出身であるため科学的な事柄を吟味する能力には長けていると思います。そこで今回は私が常日頃気を付けているものの見方を紹介します。

 

2.科学的なものの見方

まず前提、「科学は絶対ではない」

 まず、前提として押さえておいてもらいたいのですが、科学に「絶対」はありません。科学は正しいと「思われる」理論を提唱します。しかし、それは”今のところ”の正解であり、今後それが正解になり続けるかは不明です。

科学の世界では今まで正しいと思われてきた説が、ある一連の実験や研究によって覆るということは往々にして起きます。多くの人が知ってるであろう所で言うと、地動説と天動説なんかがそうです。

また、アインシュタインが提唱して本人に「わが人生最大の不覚」とまで言わせた相対性理論における宇宙項は最近の研究によって正しかったんじゃね?なんていうことも言われ始めています。アインシュタインは天国で喜んでいることでしょう。

今まで正しいと思われていた理論が崩れ去るのは一瞬です。「今のところの事実」として科学を受け入れる姿勢が大事です。

 

科学は人間の元で成り立っており、人間は間違える生き物である

科学は誰が作っているのでしょう?

もちろん、人間です。

では、絶対的に正しい人間などいるでしょうか?

 

目の前に

「私は絶対に正しい。誰が何と言おうと私の言っていることこそが真実なのだ」

なんて言っている人が現れたらどうします?近寄りたくないですね(笑)。

 

多くの人は科学とは絶対的な信頼がある何か神がかり的な存在だと思っているようです。

しかし、所詮その科学も人間の元で成り立っています。間違えることだってあるのです。科学の営みとは人間の営みです。

それでもなお「私の言うことは絶対に正しい」と言っている人がいればそれは科学ではなく宗教です。どうぞ、お先に。

 

特に広告に「絶対」「100%」などと断定的な表現があるものは要注意です。科学でも何でもありません。たま~に、「科学的に100%証明済み」などと言っている広告を見ますが、特大ブーメランです。

 

 

正解にたどり着こうとする姿勢こそが科学である

論文があることが科学的に正解であると思っている人もいるようです。インチキ広告でも「○○大学の研究チームが論文で発表!」などと言って論文が存在することを示すことで信ぴょう性を持たせようとしています。

 

しかし、論文に書かれる事は正解だけでしょうか?

 

私の研究室の指導教員が仰っていたことでとても記憶に残っている言葉があります。

 

「正解を言うのが科学ではない。自分の考えた説をこれが正解ではないかと提案するのが科学である」

 

もし、正解しか論文にしてはならないのだとすれば世の中の科学者はビビりまくって1枚たりとも論文を書かなくなるはずです。先述したように科学者は科学が絶対ではないということを知っています。にも関わらず100%の正解を論文で求められたら科学は崩壊します。

 

論文は実験や研究の報告書であり、提案です。

「論文書いたけど後から再現実験したらやっぱり違うっぽいです。前の論文は誤りでした。すいません」なんてことはしょっちゅう起こります。論文があるという事実はその説が正解であるという事実とは無関係です。

 

正しいっぽい事を見極めるには?

正しいかどうかはあと数百年後にわかります。いや、永遠にわからないと言った方が良いでしょう。したがって、正しいっぽい事を見極めることが重要です。

そこで今回は基本的な研究結果の見方をご紹介したいと思います。このような分野の研究では「エビデンスのピラミッド」と呼ばれるものがあって、だいぶざっくりいうと1人の意見よりも複数人の意見の方が信頼性が高いよ」というものです。

ある色をみて一人の人が「あれは青だ」といっても残りの99人が「いや、あれば緑だ」といえばそれは緑である可能性が高いでしょう。そういうことです。(実際に遠目で見ると青と緑は見間違えやすいものです。)

したがって、たったx人の栄養士が「タンパク質の過剰摂取は危険だ」と言っても他のy(x<y)が「いや、タンパク質の過剰摂取は何g以内なら健康被害がない」といえばそっちの方が正しいっぽいのです。(正しいとは言い切れません。科学は今のところの最善解を示すものであり、後に覆される可能性は十分にあります) 

だから、いくら1人の栄養士が「バナナを食べたら帳消し」といっても1人の医師が「野菜スープでがんが治る」といっても信頼性は非常に低いのです。0ではありません。ただ、「テレビで誰々っていう栄養士が言ってたから」「ネットで誰々っていう人が記事を書いていたから」という根拠で主張してくる人にはうんざりします。

 

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エビデンスのピラミッド http://eduview.jp/?p=1264より

科学に精通していない人の中には「○○っていう医師が言っていたから正しい」、「テレビで専門家が言っていたから正しい」と思いこむ人が多いようです。しかし、ピラミッドを見てください。専門家の意見はエビデンスレベルで言うとかなり底辺です。そりゃそうでしょ。先ほど書いたようにエビデンスのレベルというのは人の多さで決まります。所詮1人が言ったところで科学は大して揺るがないのです。

 

 

かなり扇動的な書き方をしてしまった箇所がありますが、資本主義の世界に生きている限り、バカは搾取されます。しっかりと自分の判断軸をもって生活したいところです。

 

といっても自分も大して偉そうに言える立場ではありません。今回の記事は東大出身でアメリカロックフェラー大学で博士号を取得した東原兄弟さんに教わる点が多かったです。以下の記事は相当参考になるのでぜひご一読をお勧めします。

ameblo.jp

また、エビデンスのピラミッドの画像は以下のサイトから拝借しました。このサイトの記事自体もかなり科学的な知見を与えてくれる記事ですので推薦します!

eduview.jp


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