僕の筋トレ備忘録

筋トレ歴5年、ボディビル出場の経験を活かし、真面目に筋トレを議論、科学するブログ

日本式労働の生産効率が上がらないのは時給型の給与方式のせいじゃないか?

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こんにちは、ブライアン(@danielburaian)です。

最近、働き方改革なんて今更いってますが、皆さんの会社は働き方改革がうまく機能しているでしょうか?仕事量は減らないのに残業を減らせと言われてどうしたらいいかわからないというせめぎあいで頭を抱えているマネージャーがほとんどだそうです。(まあ、ある程度は予想できることですが)

ところで、日本式の労働を悪く言う例としてこのようなことが言われているようですね。

 

「外国では3時間かかる仕事を2時間で終わらせたら残りの1時間は自由になったり早く帰れたりする。しかし、3時間かかる仕事を2時間で終わらせても次の仕事が割り当てられるのが日本だ。そのため、日本ではできる人のところにだけ仕事が集中する」

 

これって悪い事でしょうか?私はそんなに悪いことだとは思えません。日本の給与体系を考えれば当然のことのように思えます。

しかし、これって会社が支払っている給料(=対価)の対象が何であるかによってかなり意見が違ってくるんですよね。ちょっとその辺のお話に興味があればページをめくって続きをぜひ読んでいただきたいと思います。

1.会社が従業員の時間に対して対価を支払っている場合

この場合、先ほどの日本式の働き方は全く問題ありません。労働の対価は時間に対してなので、3時間なら3時間分の給料を払うことだけが企業の責任となります。
 
しかし、同じ3時間働くならその3時間の中でできるだけ多くの生産活動をして欲しいと思うのは当然です。生産効率が人件費の削減に直結し、すなわち企業の利益にも直結するからです。そのため3時間かかると見込んだ仕事が2時間で終われば次の仕事を割り当てるのです。
このような働き方を時給型と呼ぶことにしましょう。
 

2.会社が成果物に対して対価を支払っている場合

この場合、先ほどの日本式の働き方は違法というか、フェアではないと考えます。
3時間かかると見込まれる仕事をAさんに割り当てたとします。その時点でAさんはその3時間の労働にかかる報酬を受け取ります。しかし、Aさんはとても優秀でその仕事を2時間で終わらせてしまいました。
しかし、会社はその仕事の成果に対して対価(報酬)を支払っているので、当初3時間かかると見込まれた仕事に対する報酬を減額してはいけません。3時間かかろうが2時間かかろうが成果物は同じだからです。
その上、余った1時間でさらにAさんに仕事を頼むならばさらにその分の報酬を上乗せする必要があります。成果を求めるならその分の報酬を払う。というのがこの考え方です。
このような働き方は成果報酬型と呼ばれているようです。
 

3.日本の場合はどっちなの?

さて、サラリーマンの多くの方が気づいておられるかと思いますが、日本の文化多くの企業は時給型を採用しています。
基本給に対する時給は給料を残業時間を除く毎日の業務時間の総和(その月の業務時間)で割れば時給が計算できます。
 
基本給の時給 = 基本給 ÷ 労働時間
 
労働時間は8時間勤務が20日なら160時間です。
 
残業代に関しても時間単位で管理されている場合が多いので時給制といって間違いないでしょう。確かに大きな仕事を成し遂げた後は昇給があったりする場合もありますが、その仕事を達成した瞬間に昇給が決まるわけではありませんから、成果報酬型には程遠いのか実情でしょう。
 
そしてご存知のように日本の働き方はまだまだ時給制が大半です。
そのため「仕事が終わったら次の仕事が舞い込んでくる」ような働き方は至極当然です。嫌なら、仕事をしなければいいのです。3時間の仕事をしっかり3時間かけて終わらせればいいのだけです。
 

4.時給制労働の生産効率が上がらないわけ

 

 

先ほどなんとなく「嫌なら、仕事をしなければいいのです。3時間の仕事をしっかり3時間かけて終わらせればいいのだけです。」と書きましたが、これってかなりマズいことです。優秀な人が評価されません。
優秀な人の頭の中はこうなります。
「上司にこの仕事明後日までにやっといてって言われた。でもこの分量なら明日には終わるな。でも、次の仕事を振られたら残業になる可能性もあるからのんびりやって明後日に終わらせるか」
生産効率ガタ落ちですね。
 
また、最初の方は最速で仕事を終わらしていた優秀な社員も、早く終わらせれば終わらせるほど仕事が増えると考えればモチベーションは下がります。いくら仕事を大量に終わらせても給料は同じですので。
よって、いくら頑張っても評価されない状況が作られます。
人事が良く言う「優秀な人ほど早く会社を辞めていく」というのは当然の結果と言えるでしょう。そして、残るのはいつものんびり働いているのんびり屋の社員だけ。この中には優秀だけど自分の優秀さを隠している社員もいます。
 これで生産効率を上げろ!というんだからひどい矛盾です。
 

5.基本給を設定しつつ成果報酬型を導入してはどうか

ここからは完全に私の持論です。
日本でも成果主義が台頭しつつありますが、その問題点は格差が大きくなったり、能力が同じなら成果は労働時間に比例するので結局みな成果のために残業して長時間労働を促進するという懸念がある点です。まあ、今の給料欲しさの長時間労働よりマシだと思いますが。 
そこでベースを今の基本給より低く設定しつつ成果主義を導入したらいいんじゃないかと思うんですよね。例えばいま、月の基本給が20万だとして、それを15万程度まで減らあします。そこからは成果によって報酬を定めます。この仕事なら何ポイント、これは何ポイントみたいな感じで1つ1つの仕事内容にポイントを課し、それに応じた給料を支払います。
これならお金が一杯欲しい月はいっぱい働き、そんなに要らない月はそこそこに働くという柔軟な働き方も実現できます。
 
しかし、この方式を実践する場合、仕事の奪い合いによる非効率を回避するためにアメリカのようなジョブディスクリプション(その人の仕事はどこまでという仕事の範囲を定めたもの)や繁忙期と閑散期による仕事量の違いによる給与の違いまで考慮する必要がありますね。いや~難しい。所詮、素人大学院生には解決できる問題じゃなかった…
 
 
 と、ここまで経済や経営のことは全くの初心者の私が思い付きで書いてみましたが、何かコメントや間違っているところがあればどんどん指摘してほしいです。よろしくお願いいたします!
ここまで読んでいただきありがとうございました。