僕の筋トレ備忘録

筋トレ歴5年、ボディビル出場の経験を活かし、真面目に筋トレを議論、科学するブログ

【個人差の科学】ビタミンの摂取量は摂りすぎくらいがちょうどいい!

以前の記事でビタミン剤はカプセルタイプを選ぶべきだっていうことをお話ししたんですが、肝心な量について言及していませんでした。

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皆さん、ビタミン剤を摂ってますか?

そのビタミン剤で本当に効果を実感できていますか?

 

効果を実感できない、狙った効果が現れない。そんな場合は摂取量がそもそも足りないかもしれません。

 

実はビタミンの必要量は100倍近く個人差があるという考え方があるんです!

 

この考え方をパーフェクトコーディング理論とかビタミンカスケード理論などと言い、この考え方に従って大量のビタミンを摂取する方法をメガビタミンといいます。

 

 1.パーフェクトコーディング理論とは

ここでいうコーディングとは

DNA→転写→RNA→翻訳→酵素タンパク→代謝産物

という流れです。

 

代謝により、なにか目的の物質を作るには、まずDNAから酵素の設計図を手に入れることになっています。しかし、DNAには重要な機密情報が書かれているので直接読み取ることはできず、一旦別のノートに書き写してから(転写)してから情報を読み取るようになっています。そして、このRNAがDNAから写してきた設計図により、酵素が作らます。最後にこの酵素がビタミンなどの補酵素と出会って結合することができれば、「代謝」が行われ、目的の物質を作ることができるのです。

 

しかし、酵素と補酵素が出会えば確実に結合できるというわけではないんです。これはよく南京錠と鍵の関係に例えられますが、自分のイメージとしては「黒ひげ危機一髪」のほうがわかりやすいです(笑)。黒ひげを飛び出させた人が勝ちで、それは酵素と補酵素が結合したことを意味します。

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ここではあなたの持っている剣がビタミンです。もし、あなたが剣を1本しか持っていなかったら黒ひげさんを飛び出させる確率は低いですよね?でも、100本持ってたら?そうとう大掛かりな特大「黒ひげ危機一髪」でない限り勝ちは確定でしょう。

すなわち、答えは単純で剣(=ビタミン)を大量に用意してやればいいんです。

 

この黒ひげさんを飛び出させる力を「確率的親和力」と言い、この剣をたくさん持っている人を「確率的親和力が高い人」などと表現します。

 

2.ビタミンカスケードとは

カスケードとは段々滝のことです。

上からビタミンという名の水が流れ落ちてきます。まず、最初の滝つぼに入ったビタミンは風邪の予防に使われます。1番目の滝つぼから溢れた余剰ビタミンは2番目の滝つぼに入ります。この滝つぼに入ったビタミンはコラーゲンの生成に働くとしましょう。さらに2番目の滝つぼから溢れたビタミンは3番目の滝つぼに入り、ここでは抗ストレスホルモンの生成に使われるとしましょう。

 

さて、この滝つぼは何段あるでしょうか?言い換えると、人間が体内でビタミンを使う化学反応は何種類あるか?ということです。

 

実は3000種類ほどあると言われています。滝つぼが3000段もあるんですね!

 

さらに厄介なのが、この滝つぼの順番は人によって個人差があるということです。

 

Aさんはコラーゲンの滝つぼが一番上にあるとしましょう。しかし、風邪の予防の滝つぼが一番下です。反対にBさんは風邪予防の滝つぼが一番上にあって、コラーゲン生成の滝つぼが一番下かもしれません。

AさんとBさんが同じ量のビタミンを摂ったらどうなるでしょうか。Aさんは肌が綺麗な状態が保たれるのに対し、Bさんはそうでもない。しかし、Aさんは風邪をひきやすく、Bさんは体が丈夫。このようなことがコラーゲンと風邪の話以外にもたくさん起こっています。

 

この例からわかるようにとにかく一番下の滝つぼまでビタミンを流してやることが体セルです。よって、パーフェクトコーディング理論と同様に大量のビタミン摂取(メガビタミン)が重要になります。

 

3.なぜメガビタミンの考え方が生まれたのか

メガビタミンの考え方を提唱したのは「三石巌」という物理学者です。この先生は1961年に白内障を発症しておられます。白内障はビタミンCの不足によって起こるとされています。そこで考えたわけです。

「なぜ毎日同じものを食べているのに妻は白内障にならなかったのか。それは私がビタミンCを人より多く必要とする体質だからに違いない。」

そこから大量のビタミンCの摂取を続け、この先生は自力で白内障を完治させたというんだから驚きです!

参考:16 私が白内障になった理由|三石巌の【ヒトフード】 株式会社メグビー

4.本当に大量摂取して大丈夫なの?

ここまで話してきた内容は水溶性ビタミンに関してです。先ほど書いたように水溶性ビタミンは余っても尿として排出されるので問題ないです。

しかし、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)に関してはこの限りではないと思っておいた方がいいでしょう。

 

また、水溶性ビタミンを摂りすぎると尿として排出されるということは、体内の水を外に出す働きがあるとうことです。体が浮腫んでいるときはこのことを少し思い出してみるとよいでしょう。

 

風邪やインフルエンザの季節です。ビタミンCを摂っているから安心だと思っていませんか?もしかしたらあなたの風邪予防の滝つぼはかなり下にあるかもしれませんよ?メガビタミンで健康的な生活を続けましょう!

 

※ビタミンCは一度に大量に飲むと下痢します。一回1000㎎(1g)を数時間おきにこまめによるのがおすすめです。

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また、脂溶性ビタミンCが「ビタミンCパルミテート」などという名前で売られています。これは脂溶性なので体の中でゆっくり作用する特性を持っています。これならば数時間おきにこまめにとる必要なないでしょう。しかし、半分以上がパルミチン酸アスコルビルという物質なのでこの商品の場合1000㎎摂ろうとすると5錠飲まなくてななりません。生活リズムや飲み易さを考えて選びましょう。

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※iherbからサプリメントを購入する際は「ARY3280」のコード入力で追加5%の割引が受けられます!是非、ご活用ください!

 

ここまでメガビタミンの重要性について説いてきましたが、個人的にメガビタミンで最も体感があったのはビタミンBです。

これに関しては次回説明したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

参考:ビタミンのすべて 山本義徳 業績集6

  超簡単メガビタミン入門1: だれでもわかる分子栄養学 メガビタミン入門シリーズ

  超簡単メガビタミン入門3 失敗から学ぶ糖質制限・メガビタミン

 

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追記

メガビタミンを実践するにはサプリメントが不可欠です。というと、栄養素は食事から摂取すること!サプリメントに頼ってはいけません!という人が必ずでてきます。意味不明です。

人間の体は分子構造が同じ限り天然のモノと合成のモノ(=サプリメント)を区別することはできません。

 

私たちの体は「これはブロッコリーからのビタミンだから積極的に吸収しよう!」とか「これはサプリメントからのビタミンだから吸収率を下げよう!」とか判断できないのです。もし、あなたの体が天然と合成を見分けていると思うなら、とても貴重な人種なのでいますぐ大学病院に行って検体となり、医学の発展に貢献することをおすすめします。

 

また、合成のモノ(サプリメント)は分子構造が違う!と言ってる人もいます。

水溶性ビタミンは分子構造が単純であり全く同じものを生成することができます。確かに分子構造が複雑な脂溶性ビタミンでは分子構造が異なるモノも生成されますが、そのようなものは基本的に売られません。効果がないので。

 

万が一、ビタミンCでも野菜のビタミンCと工場で作ったビタミンCの分子構造が違うと主張されるのなら、もうそれはビタミンCのとは呼べません。化学は分子構造に従ってネーミングしているので、まったく別の何かです。それは大発見かもしれません。いますぐ、ノーベル賞に申請することをおすすめします。

一番多いのは、「合成ビタミンはダメ!」という議論です。しかしビタミンB群やCのように水溶性のビタミンは分子構造が単純であり、簡単に「まったく同じもの」を作ることができます。分子構造が全く同じであれば、カラダは自然も合成も区別することができません。ビタミンB群やCは実際に医薬品として使われていますが、もちろん合成のものです。それで多くの患者が助かっているのです。
ただしビタミンAやEなどは脂溶性であり、分子構造も複雑です。これに限っては天然のほうが効果は高く、医薬品やサプリメントに使われているものも、殆どが天然の物質から抽出したものとなっています。

引用:天然と合成の違い | サプリメント最前線 | DESIRE TO EVOLUTION | DNS ZONE 

私のサプリメントに関しての考え方についてはこの記事の冒頭部分を読んでいただければと思います。 

関連記事:筋トレする際のサプリメントについて - 僕の筋トレ備忘録